2013.08.12更新

皆様。お久しぶりでございますhappy01いかがおすごしですか?

酷暑というべきでしょうか、この暑さは異常ですsun

熱くなるのは、ハートだけ・・・にしていただきたいものですねhappy02heart04

さて、今回は女性はもちろん、健康でいたいみなさまに

カルシウムのお話をご提供しますfish

カルシウムパラドックス(逆説)ってご存知でしょうか?

お口にできてしまう、骨隆起(歯茎にこぶの様なものが出来る)などにも関係しているようです。

カルシウムパラドックスclover 一体なにsign02



"カルシウムパラドックス現象"とは

 食べ物からのカルシウム補給が充分でなく、 「骨のカルシウムは不足しているにもかかわらず、 体内にはカルシウムが満ち溢れているという矛盾した状態」 をいいます。

 血液中のカルシウム濃度は、 常に一定に保たれていなければなりません。 生命活動の源であるカルシウムの不足は死をまねく結果となるため、 食べ物からのカルシウム (非活性カルシウム) 補給が充分行われずに、 血液中のカルシウムバランスがくずれると、 脳がすぐさま危機を察知して副甲状腺ホルモンを分泌します。 その副甲状腺ホルモンの働きにより、 骨からカルシウムを溶かし出し、 血液や細胞外液に補給させ、 カルシウム濃度を一定に保とうとするのです。

しかしながら副甲状腺ホルモンは、 機械で調整するように不要になるとバダリと止めることができなくなり、 いったん骨のカルシウムを溶かし始めるとダムが決壊したように多量のカルシウムを血液中にどんどん放出してしまい、 骨にはカルシウムが溶け出して不足の状態にもかかわらず、 血液中にはカルシウムが増えすぎ、 という悪循環の結果になってしまうのです。
 本来なら一度体内で使用したカルシウムは腎臓から尿として排出するような仕組みになっていますが、 体がカルシウム不足と認識している場合、 カルシウムの排出は行われずに、 腎臓から再吸収してカルシウムを再利用しようとするのです。 この再吸収されたカルシウムは、 活性度が高いプラス電位のイオン化カルシウムなので、 血液中に補充されると、 すぐマイナス電位の生じた組織に吸着し、 結石化してしまいます。
 カルシウム不足のために、 本来は捨てなければならない一度使用したカルシウムを再利用してしまうことが、 細胞や血管を固くしてしまい、 本来の働きを阻害してしまい、 上記に上げたような様々な病気の原因につながる元凶なのです。



カルシウム不足になると・・・

私たちのからだには、 血液中のカルシウム濃度を一定にコントロールする仕組みがあります。 ところが、 慢性的なカルシウム不足が続くと、 カルシウム濃度を上昇させる副甲状腺ホルモンが分泌され、 骨からカルシウムが溶けて、 血液中のカルシウムが増加します。(=カルシウムパラドックス現象)

このような状態が続き、 血液中のカルシウムが増えすぎると、 本来入っていけない細胞の中にカルシウムが入り込み、 いろいろな成人病のひきがねになると考えられています。
 つまり、 血液中のカルシウムが増加してこのような状態になるのは、 カルシウムをたくさんとりすぎたためでなく、 カルシウムが不足しているからなのです。

以下、 カルシウムが不足することにより、 起こりえる結果をあげてみました。

1) 骨髄や骨が溶かされ、 弱くなる。 →骨粗鬆症の原因
2) 骨髄が溶かされると、 血液が出来なくなる。
3) 白血球がバイキンを食べる力が働かなくなる。
4) 細胞分裂の遺伝子が働かなくなる。
5) 卵子が精子を受精する能力がなくなる。 不妊症
6) 出産時の陣痛が弱くなる。
7) 体が酸性体質に傾いて行く。
8) 筋肉の収縮が出来なくなる。
9) 細胞に沈着したカルシウムがサンゴ状に結石が出来る。
10) 神経の伝達ができなくなる。
11) 性格的に興奮状態となる。 不安イライラ
12) 眼が見えなくなる。 白内障
13) 出血しても、 血が止まらなくなる。
14) ホルモン分泌が出来なくなる。
15) 脳細胞の活性を失う。 痴呆症、アルツハイマー
16) すい臓が硬直しインスリンの分泌が正常でなくなる。 糖尿病
17) マクロファージが活性化を失う。 ガン
18) 動脈が硬化する。 高血圧、 心筋梗塞、 脳梗塞
19) 血行が悪くなる。 肩こり、 冷え性
20) 血液の流れが悪くなり、 酸欠状態になる。 頭痛


カルシウムは生命活動には欠かせない物質であるだけに、 カルシウムが不足することにより、 頭のてっぺんから足の先まで、 様々な不調の原因となってしまいます。

 最近特に目立ってきている 18)の動脈硬化などの原因は、 カルシウム不足により生じる事がおおいに考えられます。 つまり、 カルシウム不足により血液中に増加したカルシウム (=カルシウムパラドックス現象) が血管に入りこんで沈着すると、 血管の弾力性が失われます。 弾力性がなくなってもろくなりはじめると傷もつきやすくなり、 そこへ酸化したコレステロールがたまりやすくなります。
更には血液中に増加したカルシウムが壁を塗るように血管壁をコーティングしていくのです。 この状態がどんどん進むことにより、 動脈硬化が進行して行くわけです。 動脈硬化が進み、 血管が硬直することにより、 血流も悪くなり、 万が一、重要な脳につながっている頸動脈が詰まってしまった場合、 脳梗塞などの恐ろしい結果を招いてしまうのです。


・カルシウムを多く含む食品



乳製品、小魚、豆製品、青菜などに多く含まれます。
そんなに沢山食べれないという方には、サプリメントで栄養補充をするのが手っ取り早いです。

気をつける事は、カルシウムを摂るときはマグネシウムも一緒に摂りましょう。
マグネシウムはカルシウムのブラザーイオンとも呼ばれるほどカルシウムの働きに重要な役割を果たしています。

カルシウムとマグネシウムが一定の比で存在することが、私たちのからだの調子を整えてくれるのです。

摂取するときの比はカルシウム:マグネシウム=2:1とする文献が多いですが、その比は1:1がいいのではないか、という意見もあります。


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