2012.06.30更新

最近、アンチエイジングの原因の1つとして何かと取りざたされるようになった「糖化(AGE)」。そもそも「糖化」とは何なのか、どのような状態のことを指すのか。

最近の話題はAGEです。
これはAdvanced Glycation End-productの頭文字をとったものですが、糖分の変質したもので、ここ数年、老化の原因の一つとしてもてはやされています。
老化の原因の一つとしては、大ざっぱないい方をすれば老廃物の蓄積があり、その一つが活性酸素による「錆び」とされてきました。
様々な抗加齢の手段も、そのほとんどが活性酸素を抑える、いわゆる抗酸化が主流でした。
それがどういう訳かこの数年の間に、AGEが突如、老化の元凶としてマスコミの寵児になったのです。
平たく言えば体の組織に変性した糖分が付着して、老化の要因となる、つまり体中に汚い糖分が染み付いた状態で、人によってはキャラメリゼーションと呼んでいます。
ただ、マスコミの取り上げ方はいささか極端ですね。
まるでこれで老化のメカニズムが解明され、あらゆる老化現象がこれで解決されるように騒ぎ立てます。
ま、こうしないと視聴率が上がらないからでしょうが。
もちろん、抗酸化と血糖コントロールは抗加齢の二大命題であることは確かです。
とくにAGEは高血糖値、高脂血症、高血圧など、つまりメタボの三大要素すべてに関係があり、糖分のメタボリズムとそのコントロールはこれからの重大課題です。
その中での一つ大事なキーワードとして頭の中にとどめておいてくだされば充分です。

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